【第五人格】夢の魔女イドーラの評価【Identity V】

夢の魔女イドーラを解説します。

総合評価:D 総合評価:S

外在特質 効果
夢隠れ 本体はサバイバーから見えない 本体は攻撃能力を持たない サバイバーからも見えるオリジナル信者を引き連れていて彼が攻撃を行う
信者 サバイバー1人ごとに1体寄生信者を作り出すことができる 寄生信者は宿主サバイバーを攻撃すると消滅する
魔女の記号 寄生信者を生み出した位置に魔法陣を残す これに触れたサバイバーは寄生されたサバイバーの寄生を解除する能力を持つ
存在感 形態変化 効果
0 寄生 サバイバー相手に使うことで寄生信者を作り出す クールタイム75秒
0 伝道 操作キャラを本体、オリジナル信者、寄生信者の中で切り替えることができる クールタイム2秒
1000 同化 寄生のクールタイムを45秒にする
2500 殉道 信者の移動可能範囲を増やす

このハンターはかなり複雑なハンターのため、まずは長所と欠点を箇条書きにして紹介し、それから詳細を述べていきたいと思います

長所

・同時にハンターを最大5体繰り出して切り替えながら戦えるため、場の制圧力がすごい
・非常に難しいが、理論上は2体同時攻撃により逃げる暇なくダウンをとることが可能
・補助特質を本体含め最大6体がそれぞれ使える(クールタイム含めそれぞれ個別扱い)ため、異常、監視者、巡視者などの補助特質の能力を普通のハンターの(理論上)6倍引き出せる

 

欠点

・ハンター1体1体は能力が低い。溜め攻撃含め攻撃範囲は狭く、信者単独で見ると何の特殊能力もない最弱ハンターとなる
・オリジナル信者はイドーラの周囲から離れられないし、寄生信者は寄生先から離れられないので、とにかく距離を離せば逃げられる

労力のわりに合わないハンター

夢の魔女は信者含め魅力的なビジュアルにより実装前から注目していたのですが、蓋を開けてみると使いこなすのが相当難しいハンターでした。まず第一ムーブとして本体の移動速度が速いので、さっさと寄生してオリジナル、寄生の両殴りでダウンをとりたいのですが、心音はしなくても近づくことでサバイバーからは本体の声(鼻歌?)が聞こえるので、寄生している間にサバイバーが気づいて逃げ出してしまいます。一度逃げ出されると遠くに逃げればオリジナル信者の範囲外になり追いつけないため、いきなりダウンをとっていくのは難しいということになります。そうするとサバイバーそれぞれに寄生して信者を作り出し多人数で圧力をかけていきたいと思うのですが、寄生信者が一人で殴ってもすぐ消滅してしまいプレッシャーにはならず、オリジナルを動かして寄生と二人で挟み撃ちにしようとしても個々のチェイス能力は高くないため、板の先倒しを駆使して遠くに逃げられると失敗します。そうこうしているうちに上手いこと暗号機を解読されるとサバイバーに対する圧力に至らず通電され、何のための夢魔女だということになってしまいます。

それでも使う人のための戦い方

しかし魔女は決して使えないほど弱いというわけではありません。こちらの記事でも取り上げたこちらの動画を見てもらえばわかりますが、サバイバーの逃げる方向を予測して挟み撃ちにするよう追いかけていく、救助サバイバーを寄生することでチェイス以外にかける時間を節約する、素早い切り替えでサバイバーに圧力をかけ続ける、ダウンを取ってから再び寄生を行い椅子まで運ぶのは寄生信者に任せる、こういった動きを徹底し脳をフル回転させることで魔女の真価が発揮されます。チェイス部分では神出鬼没を信者ごとに使えるという特徴を活かして一撃をきっちり当てることが必要ですが、信者の動きに合わせて素早く切り替えを繰り返す操作テクニックやマップごとの地形理解、マップごとのサバイバーの移動ルートについての理解の深さという面のウエイトが大きく、他ハンターよりもそういった試合前からのゲームに対する理解の積み重ねが結果に結びつくハンターと言えます。極める覚悟のある人はぜひともトライしてみてください。私は諦めました。

(追記)なぜ夢の魔女は最強ハンターになったのか

上に書いたように、夢の魔女は極めれば強いという感じのハンターです。使いやすくて強いハンターは他にいます。しかし、現S8環境ではサバイバー側の高能力とそれを活かした連携が取れ過ぎていて、マリーだろうとハスターだろうとハンターが一人だけだとかなり厳しいのです。かつて(S3~S4)最強を誇った蜘蛛も何故か弱体化させられてしまいました。夢の魔女は複数体のハンターを同時操作しているようなものなので、操作は難解ですが現環境でも通用する力を持っています。