【第五人格】玩具職人 アニー・レスターの評価【Identity V】

総合評価:C

外在特質 効果
精巧な玩具 弾射板車2つを持ち、一定のスペースのある場所に設置できる。設置するとそこからサバイバーがジャンプできるようになる。向きは設置時の方向で決まる。玩具職人は設置した弾射板車を回収できる。ハンターは弾射板車を破壊できる。/木製の翼を持ち、玩具職人だけは空中で翼を広げることで滑空することができる。滑空は落ちる前に任意のタイミングで止めることもできる。

弾射板車は1回使うと25秒間のクールタイム、木製の翼による滑空は1回使うと30秒間のクールタイムが発生する。

慰めの物 アイテムを3つまで持ち歩くことができ、他サバイバーに与えることができる。玩具職人自身はアイテムを使用できない。
遠望 周囲のサバイバーの位置を知ることができる。滑空時には全サバイバーの位置が表示される。
コレクター 箱(アイテムボックス)開封速度+100%

明らかに弱い理由

玩具職人 アニー・レスターは、正直言って強くないです。理由を説明します。

第五人格のキャラクターは、その能力上ある程度のバランスをもって製作されています。玩具職人は慰めの物というスキルが現在のルール上ほぼ死にスキルとなっているため、原理的に弱くならざるを得ないのです。慰めの物はアイテムを多く使える試合の場合に効果を発揮しますが、現状、第五人格は沢山アイテムを出して勝つという展開になりにくいゲームです。試合の後半になるほどハンターは存在感を溜めるし、サバイバーは解読速度が上がります。ランダム要素を減らす目的で、アイテムボックスからは注射器が多く出るように調整されたりもしました。これによってアイテムボックスとは、だいたいの場合は調香師や空軍が第二救助のために開き、自己治療したり、マジックステッキ等で救助を決めたりするといった用途で使用されることになっています。玩具職人がアイテムボックスを何個も開けて、味方に投げ与えて勝つという展開は絶対にないとまでは言いませんが、非常に起こりにくいです。

弾射板車は場所を選べば強力

弾射板車は出すのに結構な時間を要することを考えると、チェイス中に置くのは現実的ではありません。使用すると25秒のクールタイムというのも長いです。他サバイバーに使ってもらうこともできるでしょうが、ソロでランクマに潜ることを考えると、用途は2通りです。

ファーストチェイスで距離を離し、強ポジに移る

玩具職人の強みは適切な方向に弾射板車を出しておけば初手から弱ポジの解読が可能というところです。玩具職人はチェイス能力が低く、普通にチェイスするのは無理なキャラクターですが弾射板車を踏んで滑空してしまえば、その間はダメージを貰うことはありません。これを利用して強ポジに上手いこと降り立ち、板を先倒しして膝蓋腱反射の助けも借りると結構チェイスが伸びると思います。つまり、チェイスキャラの割れ窓理論の役割を強くしたものを初手弾射板車に持たせることができるわけです。もちろん、弾射板車の方向を間違って、ジャンプしたら木にぶつかったとかではダメなので、そこは経験を積んで適切な方向に置けるように訓練が必要でしょう。

ダメージを貰わずに安全に救助する

この点では墓守に近い性能ですが、玩具職人がそこそこの位置に弾射板車を出して滑空した場合、ハンターの攻撃を貰うことなく椅子前に到達することができます。キャンプの仕方や救助の方向によっては、ハンターの目線に入ることすらなく椅子前に着地できたりします(レーダーで見ることはできますが、救助ルートを塞ぐ形のキャンプをしているハンターへの対抗手段になります)。傭兵のような安心感があるわけではありませんが、救助時に弾射板車、木製の翼が役に立つのは確かです。

人格をどうするか

チェイス能力が低いので、39を選ぶのが無難なのかもしれませんが、無難さを考えるなら玩具職人を使わない方が無難だと言えます。救助性能がそこそこあることから、低ランクでは36採用を推奨したいです。もちろん、ちゃんと強ポジに飛ぶことや、高低差を活かしたチェイスをできることも前提とされていますから、マップとの相性も考慮するべきでしょう。

使う際のコツとしては、初手に弾射板車を設置することで弱ポジ解読からも滑空で大きくポジション変更ができるものの、弾射板車で飛び出せる方向は置いた時の向きにより固定されるため、飛び出した時に障害物に当たるような置き方をしないよう気をつけましょう。出し入れのタイムロスが大きいため、1回で上手く置けないうちはランク戦に持ち込まず、練習を重ねたほうがいいです。

コメント