これまで、ランクマッチは4段まで「やればやるだけほぼ自動的に上がる」状態でした。それは「失敗ガード」というシステムであり、3段では失敗の-8ポイントに対し、失敗ガードで+6、つまり最大でも2点しか減らず、サバイバー演繹点次第でプラスにもなるほどだったのです。これと連敗によるbot戦を加味すると、誰でも4段に上がれるという状態でした。
S5からは、3段の失敗ガードが+2点になりました。これでは、失敗の-8点を全くカバーできていないため、負けていると普通に得点が下がります。私も新ランクマッチに入って、失敗により降段の危機に瀕しました(その後勝ってポイントを回復させました)。これは、ランクマッチが厳しくなったとも言えますが、今までマンモス4段に何の意味もなかったのが、一定の実力がないと上がりにくいという当たり前の意味を持つようになったので、良い変更だと考えています(というより今までがおかしかった)。
更に、「失敗」にも変更があり、今まで「失敗」は一律-8点だったのが、1人脱出すると「失敗(1人脱出)」となり、-6点になりました。これは、残り2人になってからの無理救助を減らす効果があり、いいと思います。1人でも脱出することが、サバイバー全体にとってもプラスになるという変更ですからね。ハッチの位置把握が自分のためだけではなく仲間のためにもつながりやすくなったと言えるので、理解することの重みが少し増したと言えそうです。
また、「戦績」にも変更がありました。これまで「戦績」の「データ」欄では、演繹点の詳細が表示されていたのですが、これは正直言ってあまり必要な情報ではなく、振り返ることに意味がありませんでした。これからは「データ」欄で解読推移、板当て回数、ハンターを牽制した秒数等、今まで試合直後にのみ見ることのできた必要な情報が見られるようになり、「戦績」にも意味が出てくるようになりました。即死した試合の成績とか見たくもないですが……三桁秒牽制して勝てた時とか嬉しいですよね。
新サバイバーも追加されましたが、そういう要素はおいおい取り上げていく感じで、今回はシステム周りの変更点について解説しました。