【第五人格】マジシャン セルヴェ・ル・ロイの評価【Identity V】

サバイバー個別評価シリーズ、今日はマジシャンです。マジシャンは安く買えるチェイスサバイバーです。

総合評価:B

外在特質 効果
マジック マジックステッキを持つ 回数は2回使い切り マジシャンが使った瞬間少しの間だけ移動速度上昇
機敏な手 暗号機の調整頻度が低下、調整難度が易化
真偽不明 マジシャンが椅子から救助される時の必要時間+60% 救助された後2秒間マジシャンは透明になり、椅子にはマジシャンが縛られている幻影をハンターに見せる

マジックステッキの使い方

マジックステッキ自体はアイテムの中でも強い方に入る。なぜなら幻影はハンターから見て当たり判定があるから。板や通路等の狭い場所をハンターが追いかけてくる時に先出しすることで、ハンターは幻影に道を塞がれ、偽物だとわかっていても幻影を殴って消さなければならなくなったりする。幻影を殴っても存在感は溜まらないどころか、幻影を殴るとハンターの位置がサバイバーから一定時間見えるようになるという特殊効果まであるので、ハンターは幻影を殴りたくない、でも通路を塞ぐように作られるとわかっていても殴るしかない、ということ。また窓や板を乗り越える前に使うことで恐怖の一撃を確実にかわしつつ距離をとるというのも有効。ついでと言ってはなんだが、解読中に瞬間移動で移動してくるハンター相手に暗号解読をしながらマジックステッキを使うと、ハンターは恐怖の一撃をとりたくてつい殴ってしまうかもしれない。道を塞ぐのに比べて有効な利用法かというと微妙だが、ハンターを幻惑するマジシャンらしいやり方といえる。距離をとりやすいのでチェイスの苦手な人にはいいかもしれない。

2回は少ない?

マジシャンが話題にされる度、ステッキ2回は少ない、だから強くないのではという意見が散見される。結論から言うと2回は適正な使用回数だ。調香師の香水は3回使えるが、マジシャンほど簡単ではなく、殴られてから戻るようだとハンターの存在感を溜めてしまうことにもなる。傭兵は肘当てが5回使えるが(普通のキャラが取れるアイテムの肘当ては使用回数3回)、そもそも解読速度が遅い。解読速度100族であるマジシャンのステッキ2回というのは妥当なラインだろう。

真偽不明のマイナス効果について

真偽不明はかなり強烈なマイナス効果で、マジシャンを普通に救助するのはほぼ無理だ難しい。占い師、調香師等の救助時にダメージを無効化したりかわしたりといった能力を持っているサバイバー、あるいは空軍探鉱者といったスタン付き面々の救助ならまだわかるが、普通の救助するフリして一発もらってという形ではほぼ間違いなく恐怖の一撃をもらうと言っていい恐怖の一撃をもらいやすい。アップデートにより救助にかかる時間が2倍(200%)から160%になったため、しっかりハンターを牽制すれば救助が可能なレベルに落ち着いている。墓守の高速救助能力と相性がいいのも追い風になっている。

マジシャンが上位帯で使われている理由は、

1.味方が占い師、調香師、探鉱者等、恐怖の一撃をもらわないためのスキルを持ち使いこなせる編成である

2.マジシャン使用者のチェイス能力が高く、吊られたところで(4割救助せず)9割救助でもいいくらいに解読が進む

こういった条件を満たしているということ。初心者にも使いやすいサバイバーではあるが、初心者同士でプレイしていると救助恐怖を貰い、マジシャンが戦犯扱いにされかねない。マジシャンを使いたい人はその点を念頭に置いて、仲間の編成次第ではマジシャンの使用を止めるために、マジシャン以外の使用キャラも持っておくといいだろう。

追記:アップデート後のマジシャン

マジシャンは2020年4月30日に行われたアップデートにより、救助後に自動的に透明になる特殊能力を獲得している。もちろん足跡を見ればわかるのだが、救助攻防のゴタゴタの中だと気づきにくいため、厄介な能力となっている。ステッキを2本使わせた後でもまだ能力を発揮するというのが強力なポイント。