総合評価:C
外在特質 | 効果 |
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深謀遠慮 | 地図を使用している間、未解読の暗号機、サバイバー、ハンターの位置がわかる 地図使用可能時間は30秒分あるが、1回使用するごとに2秒分程度消費してから減少が始まる 解読進度100%達成後、地図を持っているなら解読速度+20%(地図を使い切ると効果消滅、アイテム交換でも消滅するが再びそれまで持っていた地図を持てば効果あり) |
無情な心 | 恐怖の一撃を喰らわない |
高飛車 | 板窓操作速度-10% |
荘園旧友 | 被弾時の加速が2秒長くなる |
かつてのネタサバイバーも今は違う
かつての弁護士は、地図を使用すると画面真ん中にデカデカとマップが開き、暗号機とサバイバー(と、チェイス中のハンター)の位置がわかるというしょぼい能力で、不細工な外見、シナリオでの畜生キャラ設定も相まって最弱サバイバーの烙印を押されていた。しかし現在の弁護士はハンターがどこにいてもハンターの位置がわかる地図携帯(自分がチェイス中でも使える)、恐怖の一撃無効化という強力な特質、更に解読速度上昇(丸2台分解読する場合は実質解読速度109%に相当)も手伝って、強キャラではないものの十分戦えるサバイバーに変身した。
無情な心の利用法
恐怖の一撃を喰らわないという性質は、このゲームに少し慣れたくらいの人だとかえって強さがわかりにくいかもしれない。「恐怖の一撃を喰らわないように動けばいいのに」と思うからだ。しかし、この特質は「恐怖の一撃を喰らいかねない動きもノーリスクで可能」と捉えると強さがわかってくる。板窓操作速度が-10%で(本来なら)恐怖の一撃になるタイミングが多いことと、被弾後の加速が2秒伸びる荘園旧友も加えて非常に強力なシナジーを形成しており、本来なら「このチェイスルートなら恐怖の一撃になるタイミングだろう」というところで、弁護士相手の場合は恐怖の一撃にならず板・窓を超えられ、更に荘園旧友で距離を離される(板・窓前で一発貰ってから板・窓を超えるのに比べて荘園旧友による加速の恩恵がずっと大きくなる!)、というチェイスが成り立つ。もちろん、この特質は救助時にも役立ち、水面下でハンターの逆転の芽を摘んでいるのである。
実際のところ
ここまで弁護士の強さを力説してきたが、実際のところはどうだろうか。攻撃を防ぐ手段やハンターをスタンさせる手段は存在せず、2回攻撃を喰らったら容赦なくダウン、チェイス中の地図使用は心眼の壁越しに見える能力を考えるとわかる通りそこまで強力なものではなく、開幕ハンター判別は占い師が担当できる…ということで、決して強くはない。弁護士の能力は徹底的に受け身であり、自分以外のサバイバーがきちんと最低限の仕事をしてくれた場合には輝けるが、そうではない場合に成すすべがないという点で心眼と同じ欠点を抱えている。ただ、いい感じに初心者向けサバイバーとして調整され、かつてのようなただの雑魚ではなくなったと思う。目下、最大の敵は「弁護士は弱い」という風潮であり、これまでの弁護士低評価のまま認識をアップデートできていない野良の味方サバイバーに弁護士選択を「他サバイバーに対する嫌がらせ」(ベンハラ)と捉えられて、仲間の士気が下がることだろう。地図を効果的に使ってハンターの動きを知り、恐怖無効と荘園旧友によりチェイス時間を引き延ばし、解読速度上昇を活かしてギリギリでの仲治り4人通電につなげる、そんな実績を積み上げて、これまでの評価を変えていこうじゃないですか。