私はいつもファーストチェイスを他人に押し付けています。
第五人格を始めてから長い間、ファーストチェイスですぐやられても仕方ないと思っていました。しかし、ファーストチェイスですぐやられるというのはそのままサバイバーの負けにつながる行動なので、チェイスに自信がないならファーストチェイスは避けるべきなんです。それはもう、意地でも避けるということ。自分がファーストチェイスですぐやられるくらいなら、ファーストチェイスを他人に押し付けたほうがマシだと気づいたんです。
基本的にハンターというのは、フェイスか中距離か瞬間移動かという違いはあれど、一度椅子に縛り付けたサバイバーを簡単には救助させない戦術をとります。そして、救助されてしまった場合にはさっきまで椅子に縛り付けていた方のサバイバーを殴り、確実に2回目3回目の椅子拘束につなげようとしています。お互いの距離が離れた状態で始まるファーストチェイスに比べると、椅子から脱出したサバイバーとハンターとの距離は縮まっていることが多いです。そのため、 2回目3回目のチェイスはうまくいかないことが多いんです。サバイバー側も1ダメージ食らった状態から始まりますからね。そのために、すぐに攻撃を食らっても確実に20秒は稼げる危機一髪というスキルがサバイバー側からすると必要にもなっているわけです。
では、ファーストチェイスを迎えるにあたり、サバイバーはどういった心構えをすればいいのでしょうか。第一に、開幕直後からハンターの位置を知ることのできる占い師と心眼について。心眼は解読キャラなので、他のサバイバーも心眼が吊られることは望まずに、調香師やマジシャン、踊り子や泥棒といったところがチェイスを引き受けてくれるんです。よって心眼は開幕して杖ドンしたら全速力で逃げましょう。隠れましょう。他のサバイバーにファーストチェイスを押し付けるべきです。一方、占い師についてはチェイス能力が低くもないため、ファーストチェイスを引き受けるという選択肢もあると思います。しかし私はチェイスが苦手なので、占い師で始めたら全速力でハンターから逃げます。隠れます。占い師は心眼と違ってマップも見られるので、初心者の人にもオススメできます。
ファーストチェイスが苦手な人は、開幕から時間が経ち、他の人が殴られるまでは警戒しておきましょう。遠くの方で「ハンターが近くにいる」とチャットが打たれたり、誰かが殴られたりしたらファーストチェイス回避成功です。悠々と解読しましょう。パーティ内に泥棒や傭兵、調香師がいたら彼らがチェイスキャラなので、彼らにファーストチェイスを押し付けて問題ありません。気に病むことはありません。ファーストチェイスが苦手な人は、そもそもファーストチェイスをしないことをまず目指してください。
その上で、開幕スポーン位置が悪かったり、占い師でなく心眼もいないために解読をしていたら心音が鳴り始め、どうしてもファーストチェイスを引いてしまうということはあるのです。その時には、 ハンターとの距離を保ったまま動くことを心掛けてください。たまに、私がハンターをやっている時に、遠くから来るハンターを板の裏で待ち構えているサバイバーがいるんです。これはカモです。カモ。ハンター目線、板裏を警戒しながら追いかけているうちに超のつく強ポジに逃げ込まれたり見失ったりするのが怖いのであって、板裏で待ってくれていたら距離が縮まるんです。板を空振りさせれば最高ですが、板を当てられてもサバイバーとの距離が結果的に縮まるのならハンターとしては歓迎なんです。なので、とにかくハンターとは距離をとって、結果として超強ポジを確保するかハンターが見失うかのどちらかになるような逃げ方をすべきです。上手い人は、距離をとって逃げながら視界の悪い板裏に来たら、道の分かれているところでわざと歩き、足跡を消すことでハンターの追跡を空振らせようとします。ハンターにサバイバーを見失わせるというのは板を当てるよりずっと効果的な戦い方です。板当ては相打ちの危険性もありますからね。板当てをすべきなのは距離が縮まっている時であって、距離が離れているのにわざわざ板を当てるために待つ必要はありません。
あなたの稼いだその数秒がチームの勝利につながるというのが、第五人格の面白さであり厳しさでもあるのです。今回はファーストチェイスの苦手な人がどうすればいいかという話について少し書いてみました。