総合評価:C
外在特質 | 効果 |
---|---|
医薬精通 | 自分一人で自分のダメージを回復できる 回復は0.5ダメージずつ 注射器は消費せず無限に使用可能 |
医術熟練 | 他人を治療する速度+60% 自分を治療する速度+20% ゲーム中他サバイバーの治療速度+5% |
高飛車 | 板窓操作速度-10% |
荘園旧友 | 被弾時の加速が2秒長くなる |
無限回復は決して強くはない
このサバイバーはダメージを無限に自己回復することができる。ダメージを自分で回復できるというのは、最初、このゲームの流れをまだ知らない人からしたら非常に強力に思えるだろうが、実際はそこまででもない。ハンターから見て目の前のサバイバーにダメージを与えるという時、そのサバイバーをダウンさせて椅子に座らせるというまでが基本の流れになっているからだ。つまり、ダメージを与えたサバイバーがどこか見えない場所に行ってしまう(医師がのんびり自己回復する時間を与える)というのは、そもそもハンターからしたら絶望的な展開であり、やってはいけないことなのである。そして、医師が自己回復する間もなくダウンさせられる場合、ただ板窓操作速度が遅く、ハンターをスタンさせる能力もない、つまりハンターからしたら楽に倒せるサバイバーになりかねないというわけだ。
強化された医師
しかし現在の医師は、ただの弱いサバイバーというわけではなくなった。アップデートにより、いわゆる0.5ダメージずつの回復が可能となったからである。少なくとも最弱サバイバーではなくなっただろう。しっかり場所を選んでダメージを貰うことで、荘園旧友を活かし3発の攻撃を貰うことができる(殴られる→回復して0.5ダメージに→殴られる→殴られてダウン)。これが確実にできるなら庭師との比較も視野に入ってくるのだが、実際は簡単ではない。当たり前だが、回復している最中に殴られてすぐダウンしてしまったら何の意味もないし、3発貰うのが速すぎて普通のチェイスサバイバーより早くダウンしてしまうようなら、ハンターに存在感を多く与えただけになってしまう。庭師の椅子周りでの速度上昇や椅子耐久もあるため、第五人格を始めたばかりの初心者には(最初から使えるサバイバーの中では)医師ではなく庭師をおすすめする。
環境の追い風
例えば夢の魔女のような全体負荷型のハンターに対しては、負荷を軽くする効果があるので強くなる。チェイス能力が低いので弱いと思われがちだが、結局それはファーストチェイスで医師を狙ってさっさとダウンが取れた時のみの話であり、現実にはハンター使用者の地力、医師使用者の地力、スポーン運等で医師が活躍する機会が出てきてしまうのだ。ボンボンやガラテアの追加により、0.5ダメージ回復の機会も前よりは増えた。かつてのような最弱ネタサバイバーとは思わない方がいいだろう。(それでも、医師の使用を見て使うハンターを決められるからか、ランク戦においてハンター目線で一番楽に即死させられる/サバイバー目線で一番即死しているサバイバーは医師という印象はあるが…)